看護師になるには
夜勤を入れると睡眠はどうなる?
看護師の頭を“転職”がよぎる時
あなたは夜勤手当のために夜勤する?
夜勤を増やせば給料アップ!でも・・・
夜勤に入る最大のメリットといえば、やっぱり夜勤手当がもらえること!
なんですが、そもそも夜勤手当は任意で設けられたものなので、手当がなくても病院側が咎められることはないんですよね。なので、金額設定は職場によって違います。手当なし…!なんてところがあっても法律上では問題なしなのだとか。夜勤で稼ぐイメージが強いだけに、ないとなるとモチベーションだだ下がりですよね。
実際に手当を付けないところがあるのかは不明ですが、だいたいの相場で言うと、1回の夜勤で数千円~2万円くらいの金額が多いようですね。
私の職場の場合は、1回につき1万円以上支給されます。月に6回入れば、手当だけで家賃代くらい稼ぎ出せますよね。経済的にはほんと、夜勤手当さまさまといったところです。
でも・・・
やっぱり、体力的にはキツイ!
若い頃はそうでもなかったですけど、30代後半くらいから夜勤の疲れがなかなか取れなくなってきました。認めたくはないけれど、やっぱり歳には勝てないようです(泣)
夜勤時の仕事内容は嫌いじゃないだけに、疲れがとれないのは非常に残念…。体力さえ許せば、いくらだって率先して夜勤シフト入れるんですけどね。
ところで、夜勤手当が出る時間帯って決められていると思いますか?
実はこれもまた法律で決められているものではないので、職場によってまちまちなんです。場合によっては、夜勤シフトに夜勤手当が含まれていて、基本給自体が高く設定されているところもあるとか。
あと、よく夜勤手当と混同してしまいがちなのが、深夜割増賃金。
こちらは法律で定められている払わなければならない手当です。簡単に言うと、残業代のようなものでしょうか。
実際の残業代は勤務時間をオーバーしてしまった分が対象となりますよね。でも深夜割増賃金は、オーバーしてしまった時間ではなく、「午後10時~翌朝5時」の時間帯に働いた場合に支給される手当なんです。
割増賃金額は、通常の賃金(基本時給)を1.25倍(25%)増しにした額が支払われます。もし、この時間帯に残業が重なった場合には、さらに法定時間外割増賃金である25%の深夜残業代もプラスされるんです。
知らないと損しちゃいそうなカラクリに感じますよね。ただし、勤務先によっては、夜勤・深夜手当が含まれた給与を提示している場合もあるので注意しましょう。
あなたは夜勤好き?それとも日勤好き?
ところでみなさんは夜勤と日勤、どちらが好きですか?
自分は夜勤派なのですが他の人はどうなんだろうと思って、職場の同僚に聞いてみました。すると意見は見事に真っ二つ。
「夜勤が好き!」と答えた看護師の理由としてこんな声が多かったです。
- 少人数だけど医療処置がない分、ゆとりを持って過ごせる
- 事務作業がはかどる
- 日勤より業務は楽なのに給料が多い
- 休日が増えた気持ちになる
- 日中の時間帯に動ける
反対に、「日勤が好き!」と答えた看護師の理由には次のような意見が挙げられました。
- 規則正しい生活が送れる
- 子どもと一緒に就寝できる
- 日祝日が休みの職場が多い
- 患者さんとのコミュニケーションをしっかり取れる
- 仕事や業務内容がハードすぎない
お子さんをお持ちの方がやはり日勤を支持していましたね。ちなみに私が夜勤を支持する理由は、日勤だと医療処置や診療・検査の介助、入退院準備でバタバタする割りに、何の手当もつかないからです。やっぱり夜勤手当の魅力は大きいですよね♪
高収入が期待できる夜勤勤務なんですが、続けていると勤務時間が不規則なので体調を崩す看護師も多くいます。なので人によっては、夜勤専従看護師として夜勤だけのシフトをあえて選択することも多いです。
夜勤専従の一番のメリットはやっぱり給与の高さでしょうか。あとは、生活リズムが一定で過ごしやすいのと、月の勤務日数が少なくていいところとか。でも、完全に昼夜逆転の生活を強いられます。その生活でも何ら問題ないという人は、まさしく夜勤専従向きの身体ですね。
あとは、夜勤に特化した業務ばかりなので、日勤帯のように処置や検査などの看護業務に携われないことが多いのもデメリットです。その部分でも納得できれば、夜勤専従看護師としての働き方を考えてみてもいいかもしれません。
シフト決めと夜勤回数の駆け引き
夜勤手当がたくさん欲しいけど、慢性的睡眠不足は避けたい、となるとシフトの入れ方がすごく重要になってきます。
だってそうでしょう?夜勤を減らしすぎたらお金を稼げないし、反対に欲張って増やしすぎては体が持たないのですから。というわけで、私としては月に4回ペースで夜勤に入れるよう希望を出しています。
それなのに最近の私のシフトときたら、3ヶ月連続で夜勤の回数はたったの2回だけ!ちょっとお財布がピンチになってきました。どうやら、病院側としては体力のある若い子に夜勤をさせたいと考えているようなんです。ベテラン組の体調に気を遣っていただけるのはありがたいことなのですが、せめてあと1回はシフト組んで欲しいです(泣)
夜勤が増えれば自ずとオフの時間も増えるので、シフトの希望が通ることを切に願っています。
と、これが今の私の希望のシフトですが、みんなの希望を考慮して毎月シフトを組んでくださる看護師長の労力を考えると頭が上がりません(苦笑)
勤務先や勤務形態によってもあらゆるパターンがありそうですが、他の看護師とのバランスも考えつつシフトを組まなければならないので、きっと私が想像する以上に大変だと思います。
ただ単にパズルのようにシフトを組むだけなら簡単ですよね。もちろんそんなわけにはいかず、看護師にしっかりと休養を与えられているか、また夜勤の人員は確保できているか、前の勤務から次の勤務まで11時間以上空いているかなどなど、多くのことを考えなければいけません。
やっぱり看護師長はすごい!みんなの希望を見てシフトを組むだけじゃダメなんですねー(泣)頭が上がらないだけじゃ足りない気がしてきました。
過労死が問題視されている日本では、なおさら労働時間に気をつける必要があるので、夜勤時に設けられている「72時間ルール」という規定がシフト決めのポイントの一つとも言われています。これは、全病棟で夜勤をしている看護師の総労働時間を、夜勤シフトに入った看護師の人数で割り、月平均時間を算出するというもの。
夜勤の月平均時間が72時間以内にならなければいけない、というルールなんです!
日勤シフトの希望が多い職場では、夜勤に入る看護師が偏ってしまいますよね。なので、このルールを敷くことで偏りを無くして、看護師の健康を守っているんです。
もしルールが守れなかった場合には、病院側に診療報酬のランクが下げられるといったペナルティーが課せられるらしく…。なので、夜勤専従でない限りは、いくら夜勤にたくさん入りたいからといって入れてもらえるものでもないんですよね。わかってはいるんですけどお財布のピンチは自分で救うしかないので、希望だけはしっかり出しているというわけです。
駆け引きも時には必要ですけど、少しは72時間ルールを意識して夜勤の希望を出すことも大切ですね。
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